沖縄空手には順突きも逆突きも追い突きも無い
技と運足とは別物で考える方が色々なことが上手く説明できて都合が良いです。追い突きというのは存在せず、ただ、撞木立ちから前に歩いて脚が揃う時に突いているだけのものだと思います。順突き・逆突きも、ただ歩きの中でどのタイミングてどの腕で突いているかの違いに過ぎず、ただ単に突きなのだと思います。
そうであれば、何突きであろうと、広背筋を真下に収縮させるという技は何も変わることがありません。
絶対と相対、または主観と客観というのを分けるべきかもしれません。
走る電車の中で手を離して重力に任せてボールを真下に落としたとします。電車の中の自分からは、ボールは真下に落ちて行くように見えます。対して、プラットフォームにいる人からは、ボールは電車の進行方向に放物線を描いて横にも進みながら落ちていくように見えます。
このようにどこから観測するかによって、現象の見え方は異なります。
例えば追い突きを例に取ると、自分からは(絶対・主観)広背筋を真下に収縮させるだけ、ナイファンチ立ちでの正面突きと変化がありません。 ただそれを歩きながら行っているだけです。
しかし、外部からは(相対・客観)腕を後方から前方にサインカーブを描いて持っていって突いたように見えます。
突く腕がボール、歩く身体が動く電車です、それを自分から見ればただの歩きながらの突き、外部から見れば追い突きになる、ということなのだと思います。
一歩歩いて突く追い突き、前脚を踏み込んで突く刻み突き、その場で打つ逆突きなど色々ありますが、実際は全て歩き突きとでもいうようなもので、ただ枝葉の現象に名前をつけているだけのように感じます。